2020年 03月 14日
人権意識
かつて、日本ホーリネス教団の牧師が性加害事件を起こした。被害者の母親は娘の死を無にしないために必死で日本ホーリネス教団と各教団に「セクハラ対策委員会」の設置を働きかけた。その結果、日本ホーリネス教団の中に「人権対策室」が設置された。これがきっかけで福音派の教団の中に「対策委員会」が設置されていった。「セクハラ対策委員会」は今やキリスト教界の中では当たり前となった。設置は啓発と予防だけではない。各教団内にセクハラの被害者が起きてきていることが設置を促した。今後は牧師による「パワーハラスメント対策員会」が必要となってくる。これを含めた「人権対策委員会」が未だ設置されていない教団でできることだろう。人権を大切にしなければならないキリスト教界の中で人権が軽んじられている傾向がある。カルト化したキリスト教会内では特に人権意識が低い。教会内では解決できないので、裁判に訴えて意識の向上を図るしかない。
by maranatha
| 2020-03-14 22:16
| 裁判