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村上 密 Blog

一人ではなく共に

あるキリスト教団に属する牧師が問題を起こした。その牧師と役員たちは現在裁判の被告となっている。私は相談者と話し合って、団体にも宗教的な側面から、この牧師が引き起こした人権問題を取り扱うように文書を送った。ところが、理事会から扱わないとの返事が来た。最近、その団体に牧師のパワハラ等で被害を受けた人の相談窓口ができた。そこで、被害者はパワハラも受けているので、私はその窓口に文書を送った。私たちの対応できる範囲を超えているので対応できないと返事がきた。そこで、範囲を超えているなら、理事会が扱うべきではないか、と再度理事会に文書を送ろうとしている。今までいろいろな団体の問題を扱ってきた。今回の対応は最低の対応である。統治能力を持っているか疑わしい。裁判が進行中だから慎重にというのはわかる。しかし、牧師の倫理に十分抵触しているのだから、処分をできるはずである。団体の狡さというものがある。何事も機関決定するため、時間稼ぎができる。そのうち被害者はその団体に深く失望し、精神的な疲労から、追及を放棄することがある。ところが、一人ではなく、協力者がいると、追及を継続できる。励まし合い、続けているうちに、いろいろな情報が集まってくる。それが精神的疲労を克服するエネルギーになるからだ。一人ではなく共に取り組むことが大切である。
by maranatha | 2020-05-03 10:10 | 宗教トラブル相談
宗教問題

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