繁栄の神学に影響を受けて、大教会になるように教会成長に取り組んできた教会は、コロナウィルス感染拡大に伴う自粛により、大きなダメージを受けている。まず、人が集まらない。それに伴い献金が減少している。多数のスタッフを抱えて様様な集会とプログラムに取り組んできたが、今はそれができない。これ以上自粛が続けばスタッフを少なくする必要に迫られる。資金力とマンパワーで伝道伝道と推進してきた取り組みが進められない状況にある。コロナウィルス感染拡大によって、宣教の環境が激変した。インターネットによる伝道は、穏健な教会より、過激な教会の方が進んでいる。恣意的な解釈による講話が臆面もなく発信されている。信徒は教団教派を越えて、面白そうなサイトに飛びつき、一層惑わされる状況にある。牧師が牧会を怠ると、「先生の話よりこっちがおもしろい。」と興味に流されていくだろう。惑わしは急速に波及している。