2020年 05月 25日
祈り 13
神学校に進んだF兄とは彼の卒業後共同牧会をする予定だった。しかし、開拓教会に卒業生を派遣するわけにはいかないと理事会は断ってきた。それで、私は彼を高槻に迎える条件で、理事会の要請に基づいて宇部に移ることにした。3月下旬、生後2か月の娘を抱いて新幹線で小郡駅(当時の名称)に夕刻に降りた。ここで乗り換えて宇部まで行かなければならない。改札口に見知っているふたりの方がおられた。ひとりは教会の長老でわざわざ車で迎えに来てくださっていた。もうひとりは、息子さんが東京大学で原理研究会(統一教会の大学生の組織)に入っていたが、私の説得で辞めていた。私の到着を知って、夕食を作って風呂敷に包んで迎えてくださった。それを渡して、「お疲れでしょうから、私は改めて教会に伺います。」と帰って行かれた。夕食をどうしようかと思っていた私たちは、教会について感謝の祈りをささげていただいた。私たちを喜んで迎えてくださる方がいる。それは励ましであり、慰めであった。
by maranatha
| 2020-05-25 10:07
| 信仰