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村上 密 Blog

祈り 17

宇部の最後の週だったと思う。Aさんは元銀行員だった。Aさんのお姉さんから電話があった。「妹が統一教会に入信して困っています。やめるように言い聞かせていただけませんか。」「私は京都にもうすぐ転任します。今、荷造りしているところです。」「大変でしょうが、何とかお時間を取って、妹に話をしてください。」こんなやり取りがあって、お姉さんとAさんが教会にやってきた。その日の内に間違いに気づいてくれた。念のため、もう1回話す時をもった。その席で脱会を決意したので、Aさんと今後のことについて話し合った。「私は祖母の老後の世話をしてきました。召されたので、もう自由に生きたいです。京都へ行って、聖書の学びがしたいです。」そのことをお姉さんに伝えたら、「妹には祖母のことで世話になりました。妹の自由のこれから生きたらいいです。」と応じてくれた。そして、京都に引っ越してきた。全国から相談者たちが来られた。その時、彼女はよく証をしてくれた。教会の礼拝に集い、やがて洗礼を受けた。その後、教会の役員たちの高齢化に伴い、世代交代の時が来た。教会員から信頼されていた彼女は役員になった。長い間会計役員を務めてくれた。神学校に進んで伝道師、牧師になる人もいるが、教会に残って教会の柱となり、献身した人たちを支える奉仕も尊い。宇部の最後の週の働きは、このように大きな実りを結んだ。
by maranatha | 2020-05-27 10:09 | 信仰
宗教問題

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