2020年 05月 27日
祈り 18
京都に赴任して4月に32歳を迎えた。あれから33年が過ぎた。こんなに長い間一つの教会で奉仕するとは思わなかった。毎年毎年、辞任しようと思って5年間を過ごした。教会員の中に、何かにつけて感情的に意見を言う人たちがいて、特に教会総会の度に、礼拝にはあまり出席しないのに、この時とばかり、声高にいろいろと発言する人たちがいたからだ。(内心、やってられない)しかし、夫婦で石の上に三年、教会(という岩)の上に五年、を合言葉にして忍耐した。やがて若い人が育ってきて、この若者たちのためにも頑張ろうと思って過ごした。若いということは、思慮が不足しているものだ。私も例外ではなかった。赴任早々、25名ほどの礼拝出席者を前に、「100人が集う教会にします。」と宣言した。赴任して半年が経った。50人近く礼拝に集うようになった。全国から、子供が統一教会に入信して困っている親たちが、礼拝とその後の相談会にぞくぞく参加し始めたからだ。教会員たちの中で、何を勘違いしたのか、これでは教会が乗っ取られると心配する人たちが段々増えてきた。今まで教会を支えてきた人たちのために、相談者たちに礼拝へ参加の自粛をお願いし、相談会に参加されるようにお願いした。それでも礼拝に参加して信仰を持たれる方も起こされた。以来、礼拝出席者数の目標に語ることはやめた。
by maranatha
| 2020-05-27 10:45
| 信仰