2020年 05月 29日
祈り 24
京都に赴任した時、高齢の方々が大半であった。5年間で10名の方々が天に召された。その中にTさんがいた。「私は一人暮らしです。元気で過ごして、病気で入退院を繰り返さないでぽっくり天国に行きたいです。」その通りに召された。Mさんがいた。一人暮らしをしておられたが、段々身支度が低下してきた。「Mさん、一度お宅に訪問していいですか。」「いいですよ。」早速訪ねた。息子さんが藤沢に住んでおられたので、電話をした。「お母さんのところに部屋の中を見に来ていただけますか。」「はい、できるだけ早く見に参ります。」見に来られてから、電話がった。「事業を整理して、京都に越して、母の世話をします。」息子さんは有言実行された。お嫁さんもできた方で、義母さんの実の世話をよくされた。「Mさん、ご隠居さんみたいになったね。和服がきまっているね。」数年の後、Mさんは召された。朝、眠るように召されていた。息子さんは告別式を済ませてから、数か月後、藤沢にまた戻って行かれた。なかなかできない親孝行をみた。老後を心配する人がいるが、神さまが神の子の最後をちゃんと見てくださる。
by maranatha
| 2020-05-29 18:36
| 信仰