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村上 密 Blog

親戚だらけ

小学生の時、校区の違う隣村の子供たちが集団でやってきた。何がきっかけでけんかになったのかを忘れたが、こちらも仲間を集めて村から追い出した。彼らが逃げていく途中、広い畑で石の投げ合いが始まった。なかなか石は当たらなかった。追いかけて、とうとう相手の村の中に入っていった。相手は地の利を活かして隠れてしまった。相手のリーダー格の子の名前を誰かが知っていたので、その子の家の近くまで探しに行った。しかし、だれも探し当てることができなかった。夕暮れ、家に帰り着くと、父がどこに行っていたのか、と聞いてきた。その時は父に理由を言って、相手の村に、そして〇〇の家まで探しに行った。そら~親戚たい。私は知らなかったが、母の父の実家だった。知らないとはいえ、親戚同士で石の投げ合いをしていたことになる。その後、そんなけんかはしなくなった。

小学生の時、クラスは2組しかなかった。私は2組、〇〇は1組。高学年になったころ、〇〇は親戚ぞ、と父が言った。どんなつながりか聞きはしなかった。へ~で済ませていた。大人になって、母に、〇〇は親戚って父が言っていたけれどどんな関係、と聞いた。おとうさんのじいさんが〇〇の家から村上に養子に来たとよ。そういえば、母のいとこの奥さんが○○の同じ姓の親戚から嫁いできていた。

村祭り太鼓は神社から始まって、父の実家で折り返していた。その間、組があって毎年交代で祭りの段取りをしていた。最初の組みの中に〇〇家があった。中学の時、〇〇家の三男が剣道部に入部した。○○が剣道部に入ったとよ。父は、あら~親戚たい。大人になって知ったことだが、父の母と○○の祖母が姉妹だった。〇〇家のすぐそばに同じ苗字のおばさんがいた。おばさんはよく家に来た。どんな関係が大人になって知った。おばさんの母が父の母と姉妹だった。このおばさんは子供がいなかったので私を養子にしたいとよく言ってきた。両親は承知しなかった。承知していれば私は大金持ちになっていたことになる。大変な土地持ちだったからである。父の祖父は母のいとこの奥さんの祖父と兄弟だ。田舎はたどると親戚だらけになる。

by maranatha | 2020-09-18 23:13 | 故郷
宗教問題

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