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村上 密 Blog

組織防衛が行き過ぎると団体は腐る

以前、ある団体の最長老と話したことがある。彼の所属する団体の中で大きな不祥事が起きた。それで、その団体の宗教裁判でこの不祥事に取り組みたいので、法律に詳しい人を紹介してほしいと依頼した。あいにく、詳しい人はなくなっておられ、後任がまだいないとのことだった。私は、あなたは十分学んでおられる方だと拝見しましたが?いえ、学びましたが、それを運営するほどではありません。私はその謙遜さに頭が下がった。確かに宗教上の法律を学んでいることと、それを使えるかどうかは全く違う。キリスト教の団体には、大学で法学部を卒業した人材がいる。しかし、それが、教団の中で問題が起きたとき、その学びを活かせるかと言うと分野が違う。困れば、弁護士を頼りとしているのが現実である。教団内でどんなに委員会を設置しても、正しく運営できているかと問われれば、心もとないのではないか。私はいくつもの委員会と何度もやり取りをしてきた。私が代理人で交渉しようとすると、対応しない。時間稼ぎをして任期を終えるまで引き延ばしをする。教団の利益を考えて、公平な判断をしない。等々。おおよそ、まともな対応をする教団は少ない。弁護士を通して、皮弁行為ではないか、と威圧的に対応する団体もある。あいにく、私は営利を目的に代理人を引き受けているのではないので、皮弁行為はしていない、と反論すると、弁護士は黙る。代理人となった弁護士は、民法で問題を扱おうとする。それが専門分野である。私は民法の専門家ではない。宗教内で起きた問題を、聖書に基づき、或いは教会規則に基づいて取り扱うようにしている。さっさと民事で片づけた方が良いこともあるが、団体内の自浄作用を促すために、教団・教会規則に基づいて、或いは理事会・役員会議事録にどのように書かれてあるか閲覧請求して公平に問題が扱われたかを調べ、団体に公正を訴え、交渉することもある。大抵は閲覧請求に応じない。それは不利だからである。言うならば、問題を公正に扱う専門ではない者が、責任上扱うため、問題を拗らせたり、加害行為に加担したりしていることがある。問題が監督責任にまで至るようなことがある。私は何件も教団の代表役員、前・元代表役員、責任役員・元責任役員たちの責任を追及し、辞任或いは謝罪と償いを求め、その結果を被害者と共に得たことがある。規則や委員会は作るが、運営の熟練者が育っていない。問題を扱うとき、利害関係人を加えた委員会決定をする場合は、その決定は無効であると撤回させたこともある。人材を育てるのには時間がかかる。この分野の人材を育てる場合、尊い働きではあるが、皆から喜ばれる働きではない。責任感と使命感を持って、この分野に献身していく人が今、どの教団の中にも必要とされている。



by maranatha | 2021-03-24 09:00 | 教会
宗教問題

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