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村上 密 Blog

妄想とカルト被害者

カルト被害者がカルト被害者であることを言わないで過ごすことは自分の過去を知られたくないと言う防御である。しかし、カルト被害者でない者がカルト被害者を積極的に装って何年も被害者の視点からカルト問題を指摘するのは欺きである。カルト被害者を何年も装っている内に、その役から抜けきれなくなることがある。欺き続けてきたことを他者に知られたくないからである。キリスト教系カルトの場合、ペルソナ(仮面)は使命を与えられた人物や預言者が多い。自分が特別な存在であることを装い、他者に認められたい思いを満たそうとするからである。良好な人間関係は作れないが、認められたい欲求は強いので、啓示形式の発言を繰り返したりする。将来を予測する発言をして、それがどんなに外れても反省することはない。他の所為にすればよいからである。予測に近いと思い込んだ場合は、大ぴらに当たったと吹聴することになる。このような行動は傍からは妄想と思われる。妄想癖があると指摘されると自分の要求が満たされないので、指摘した人や指摘したと見なされた人は被害妄想による個人攻撃を受けることになる。カルト被害者の後遺症は被害妄想が多い。それだけ過酷な体験を受けて来たからである。カルト被害者を装った場合は、ことさら被害を大きく装っており、繰り返していくうちに事実と創作が混同され、収拾が取れなくなる。噓でしたと謝れば済むことではない。多方面に迷惑をかけ、他人を犯罪者として創作を繰り返しているので、謝罪と償いが必要となる。
by maranatha | 2021-07-20 23:30 | カルト
宗教問題

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