2021年 09月 19日
使徒の働き12章
Q:ヘロデ王はヘロデ大王とどんな関係ですか。
A:ヘロデ王は、ヘロデ・アグリッパ1世で、ヘロデ大王の孫です。
お父さんは、ヘロデ大王とマリアンメⅠ(ハスモン朝の王女)との間に生まれたアリストブロスです。
Q:12使徒の最初の殉教者はヨハネの兄弟ヤコブですね。
A:教会の最初の殉教者はステパノですが、今度は12使徒です。
ヤコブは早く召されましたが、ヨハネは使徒の中で一番長生きしました。
Q:ペテロは種なしパンの祭りの時期に捕らえられました。
A:過ぎ越しの祭りとも言われますね。イエスの十字架も過ぎ越しの祭りの時期でした。
イエスは十字架の死後復活されました。
ペテロは捕縛後、御使いによって獄から解放されています。
Q:ヘロデ王はすごく厳重に牢を守らせていますね。
A:二本の鎖でつなぎ、左右に兵士たちを配置し、牢に鍵をして、第1衛所、第2の衛所、町に通じる鉄の門、
これらが、ペテロの自由を妨げていた障害物です。
Q:御使いが助けてくれたのですね。
A:へブル人への手紙に「御使いはみな、奉仕する霊であって、
救いを受け継ぐことになる人々に使えるために遣わされている」(1:14)とあります。
Q:ペテロはマルコの家に向かいました。
A:最後の晩餐の家です。マルコはまたの名をヨハネ、母はマリアです。
Q:ペテロが家の戸を叩きました。ロデはペテロの声に喜び、みなに知らせに行きました。
A:戸を開けないで、おかしいですね。人々は知らせを信じてくれません。
Q:戸を開けるとペテロでみなびっくりします。こんなことがあるんですね。
A:祈りが聞かれて驚くことがありますが、それは聞かれないかもと思って聞かれたので驚くわけです。
確信があったら、驚きではなく、聞かれたと言う喜びです。
ヤコブが殺されていますから、ペテロが無事に帰ってきたことは驚きでした。
Q:でも、ペテロはすぐそこを去って行きました。
A:ペテロの配慮です。ヘロデ王がくまなく捜すことはわかっています。
監視していた兵士たちは責任を取らされて処刑されます。
当時は、投獄されている者が逃げた場合、その時の担当した兵士は死罪です。
ピリポでパウロたちが牢を出たと思って自害しようとした看守がいましたね。
処刑されるよりは自害を選ぼうとしたのです。ペテロを監視していた兵士は14名です。
Q:神は御使いを遣わし、ペテロを救われました。
A:そして、神は御使いを遣わしてヘロデ王に死をもたらされます。
この日、どれだけの兵士たちがヘロデ王を護衛していることでしょう。
Q:なぜ、ヘロデは死んだのですか。
A:自分への称賛を受け、神に栄光を帰さなかったからです。
高慢は死に先立つと言われています。
Q:エルサレムのための奉仕を果たしてとは何ですか。
A:バルナバとサウロはユダヤに住んでいる兄弟たちに救援物資を送り届けたのです。
エルサレムからアンティオキアに帰ってきました。
Q:ここで、ペテロは働きがひとまず終わるんですね。
A:はい、15章のエルサレム会議に登場しますが、12章までがペテロを中心とした教会の働きです。
13章からはパウロが中心になった異邦人伝道が書かれてあります。
A:あっ。四人一組で、四組が輪番制で監視しているので、処刑された兵士は4人と考えられます。
牢の中の2人、その外にいる2人ですね。一日の始まりが夕からですから、
今の18時から24時までが一組、24時から6時までが二組、処刑されたのは二組となります。
朝になると、ペテロはどうなったのかと、兵士たちの間で大騒ぎになったが、二組と判断した理由です。
by maranatha
| 2021-09-19 21:19
| 聖書