2022年 07月 20日
日本同盟基督教団の信徒は不利益を被っている 5
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人格尊厳委員会 シリーズ 「ハラスメントの境目」
「はじめに」
人格尊厳委員 大杉 至(伊那聖書教会牧師)
教団ではセクハラ相談窓口を設置し、セクハラの相談と対応に取り組んでおります。合わせて、セクハラを起こさないための防止啓発も行っております。残念ながら、教会においてセクハラに限らずパワハラ(パワー・ハラスメント)も起こることがあります。パワハラへの対応を求める声が教団内からもあがっております。セクハラとパワハラは重なり合うことが多く、包括的なハラスメント対策が必要であると考えられます。
村上:セクハラをもっぱらとする人格尊厳委員会が範囲を広げて「ハラスメント」に関してシリーズで取り上げておられます。Aさんの件は、茂木牧師が教会員並びに役員会、近隣の牧師たちに虚偽の病名を言いふらして、人権侵害に及んでいます。人格尊厳委員会は、前回、この件に対応してくださいませんでしたが、このようなシリーズを始められたのですから、想定ではなく、事実あったこの事件を取り上げてくださるように要望します。さんの件は
委員会では、包括的なハラスメントの相談窓口設置について検討してきました。その中で「指導とハラスメントの境目がわかりにくい」という声や「指導がハラスメントとされかねないと萎縮して指導が行われなくなるのではないか」という声があることを認識しております。そうした疑問や不安の声に応えるために「ハラスメントの境目」を9回シリーズで本誌で取り上げる予定です。具体例を挙げてハラスメントに当たる当たらないの境目を解説することで、ハラスメントに対する理解人格尊厳委員会が進み、判断の参考にしていただけるものと考えております。ハラスメントに対する理解が進むことで防止対策にもなると期待しております。委員会では、ハラスメントを「他者の人格の尊厳を侵害することであり、合理性や妥当性を欠いた不当な行為によって、不利益や身体的又は精神的苦痛を与えること」として定義できるものと現在考えております。ここにハラスメントの判断基準を示してあります。
村上:ハラスメントの定義が述べられています。この定義に私も同意します。この定義に基づくなら、茂木牧師が軽井沢市内の牧師たちに語った、Aさんに対する人格障害である旨の発言、また、自己愛性パーソナリティ障害、強迫性乖離障害との発言は、明らかに「合理性や妥当性を欠いた不当な行為によって、不利益や身体的又は精神的苦痛を与え」ていると判断します。この病名は、Aさんの発言を聞いた人が、Aさんの発言を信じないように、或いは警戒して距離を置くようにさせる意図があります。Aさんの信用を棄損するものです。牧師が勝手に病名を付けて他人に言いふらして良いわけがありません。他教会が礼拝参加を望むAさんを警戒し、その発言を信じないようにさせる茂木牧師の発言は自己保身的で、Aさんへの容赦ない抑えがたい感情を示すものです。Aさんへの精神的虐待は明白です。茂木牧師は牧師たちに注意喚起の為に事実を伝えたと被告準備書面で申していますが、事実ではありません。虚偽の病名を付けて言いふらしています。人権侵害です。朝岡勝理事長と茂木幸雄牧師はDAIGOの差別発言に対して、フェイスブックでコメント(添付)をしておられます。教団内で起きた人権侵害に対してはどのように対処されるのでしょうか。理事会或いは人格尊厳委員会とAさんと代理人村上との話し合いによって、合理的且つ妥当性のある判断を要望します。
ある行為について、その目的は正しいものか。手続きが必要な場合は、正しい手続きに則っているか。その行為の手段は目的に見合ったものか。不釣り合いな行為をしていないか。妥当な範囲を超えていないか。暴言や脅しや人格否定発言がないか。これらを踏まえて判断します。
村上:人格尊厳委員会で茂木牧師の言動に「暴言や脅かしや人格否定発言がないか」人格尊厳委員会とAさんとその代理人である村上との話し合いで取り上げていただくように要望します。茂木牧師はAさんに対して医師の判断ではない、個人的に本を読んで判断した噓の病名を付け、人権侵害を犯し、加えて役員会と近隣教会の牧師会たちに間違った情報を押し付けてきました。役員会のAさんに対する除名処分は、茂木牧師の間違った情報による錯誤の判断であり、合理性や妥当性を欠いています。
ハラスメント問題の本質は人格尊厳問題です。互いの人格が尊重され、安心して集える教会でありたいものです。
村上:Aさんは牧師から人権侵害を受け、その牧師の主張を真に受けた教会役員会より不当な除名処分を受けています。この除名処分の撤回を人格尊厳委員会の判断を待って教会には撤回を要望します。なぜなら、茂木牧師はこの除名処分をもって、近隣の教会にAさんの礼拝参加を妨害しているからです。人格尊厳委員会にはこの除名処分が委員会の立場から正当か不当かの判断を要望します。