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村上 密 Blog

神に愛されている人よ

ダニエルは神に愛されている人(9:23、10:11、19)である。ダニエル書には3回「神に愛されている人」(9:23、10:11、19)と呼びかけがある。ダニエルは、苦痛に襲われ、力を失ったとき「神に愛されている人ダニエルよ、恐れるな、安心せよ、強くあれ。強くあれ。」(10:19)と呼びかけられ、力づけられている。力を失ったとき、力を与えてくれるものに、食物や休息がある。人の慰めもある。しかし、信仰者にとって、一番必要なのは神からの力づけである。神に愛されているのはダニエルだけではない。私たち信仰者も、イエスから「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。」(ヨハネ15:9)と愛を呼びかけられている者である。ヨハネは私たちに「神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、それは御子によって世が救われるためである。」(ヨハネ3:16)と伝えている。私たちもこのように愛してくださる神を愛そうではないか。パウロは神を愛する者の幸いを教えている。「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召されて人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」(ローマ8:28)「私たちすべてのために、ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方が、どうして、御子といっしょにすべてものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう。」(ローマ8:32)私たちは圧倒的な神の愛の中に生かされている。私たちは人から認められてい思いに突き動かされて、本来の自分でない自分を演じている。自分と自分ではない自分がかけ離れていけばいくほど、自分を見失い、信仰さえ、演じて、神からの愛を見失う。神は私たちの弱さも足りなさも知った上で愛してくださっている。ありのままの自分を私たちも受け入れ、神から力づけられ、偽りの世界から立ち去り、神の愛の中に生きようではないか。信仰の熱心を装わないと受け入れてくれないような人間関係を捨てよう。弱さ足りなさを互いに知った上で愛し合い助け合う関係を築こう。その関係の中に神は豊かに働いてくださる。生きた神を生活の中で体験するのは、愛されていることを信じてみ教えに取り組むときである。

注 新改訳聖書3版を引用

by maranatha | 2023-04-04 23:17 | 信仰
宗教問題