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村上 密 Blog

石のない村の子供の施設に石をもっていった。そこは、砂の世界、硬いものはレンガとコンクリート。まず、どこを探しても石がない。石を見たころのない子供たちは赤色、白色、茶色、青色、緑色、灰色、黒色などをもっていったので驚いていた。

あるところで赤石を購入した。赤鉄鉱が含まれているので、手をかざせば手のひらが温かく感じられる。この赤石のそばに氷をおけば、早く溶ける。熱を出していることがわかる。黒石が赤石のそばにあたのでそれも購入した。これは黒曜石の大きな塊である。日常めったに見ることがない代物である。古代人の狩猟の矢じりとして必要なものである。石よりも鋭利で現代人の刃物と同じ用途でも使われた。ある海岸で青い石を拾った。潮の引いた海岸に青い石があった、波打ち際には摩耗した石の塊が転がっていた。初めて見る石で、調べたら海緑石という名だった。この地方の石の露頭が見られる地質図を見たが、見つけた場所は記録がないので、この場所を学者も知らないらしい。荒らされないためのそっとしておくことにする。海緑石には黄色もあった。あるところで白い石を拾った。これは方解石だ。赤、黒、青(緑)、黄、白、5色そろった。

私は石が好きだ。いつから好きかと思い返してみた。小学生になる前、私の住んでいた村の道の脇には時々砂利が山のように置かれていた。自転車に乗った人がやって来て、その石を道に広げていた。そうされる前に子供たちは砂利の山に手を突っ込んでいろいろな石を探した。特にオンジャクと呼んでいた蝋石をよく探した。これを陣取り遊びに使った。土の上に白い線を引くことができる石である。崖崩れ、地面を掘ったところ、山の沢、石の露頭を小学生のころからよく見て回った。沢の石が白亜紀の石と知ったのは大人になってからだった。友人と離島に友人を訪ねた。彼が私の歩く姿をスマホで撮っていた。その動画にはひたすら島の石を歩きながら見ている私の姿があった。もし、私が時間をかけて下を向いていたら、きっと石を見ているときだろう。

by maranatha | 2023-05-15 00:01 | 自然
宗教問題