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村上 密 Blog

白い家フェローシップチャーチ 多くの悪霊がいる教会

「何種類もの悪霊がいると思っていた」「カルト化した教会」では、サタンの追い出し、悪霊の追い出しの祈りを頻繁にすると言う。私が行っていた白い家フェローシップチャーチも悪霊の追い出しの祈りをよくしていた。誰かが病気になったと言っては悪霊の追い出しの祈りをする。誰かが精神的に不安定になったと言っては悪霊の追い出しをする。誰かが悩みを相談すれば、その時も悪霊追い出しの祈りをする。礼拝が終わって話をしている時、牧師は誰かの悩みをたいてい聞いていた。体調が悪いので今度検査を受けるとか、職場の人間関係で悩んでいるとか、家族のことで悩んでいるとか、転職したいとか、新たに店を始めるとか等々。そのような時、たいていは皆呼ばれて、その人の周囲に集まる。牧師がその人の頭か肩に手を置いて祈る。ある人は祈られる人のもう一方の肩に手を置き、皆が取り囲み、牧師が代表で祈る。もちろん、主の栄光が現れるように、癒しがあるように、御心が行われるように、人間関係が回復されるように、その人が主に用いられるようにと祈る。しかし、そう祈った後で、祈られている人が咳が止まらないので検査を受けに行くことになると「この子に咳を起こさせる霊を、今、イエス・キリストの名によって縛り、地下の中に葬り去る」と言う。この子に触れることはできない。聖霊様、どうか満たしてください。という祈りになっていく。その後も詩篇の聖句を言ったりして、かなり長い祈りをする。悪霊の追い出しの祈りを聞いたことがない人、そんなことをまったく見たことも、体験したこともないクリスチャンのために解説すると、「この子に触れることはできない!」というのは、悪霊に向かって宣言をしている言葉である。イエス・キリストの名によって縛り、地下に葬り去ったので、「勝利した!」と思い込んでいるため、そう宣言しているわけである。イエス・キリストの名によって命じる。心を不安にさせる霊、この人から出て行け!と祈る人もいる。牧師は、祈りの中で信徒のことを、「この子」と言っていた。それは、誰に対しても「この子」と言っていた。小学生の子供のことではなく、20代から50代、牧師と同年代の信徒男女に対して「この子」と言っていた。これは牧師と信徒の間を親子関係のように、上下関係を作るためのテクニックだと思う。この悪霊の追い出しの祈りでは、状況に応じたいろんな種類の悪霊が登場した。「病を起こさせる霊」、「腹痛を起こさせる霊」、「風邪の霊」、「頭痛の霊」、「人間関係を破壊する霊」、「不信仰の霊」、「不安を起こさせる霊」、「恐れをいだかせる霊」等々。ありとあらゆる悪霊が白い家フェローシップチャーチにはいた。ここは聖霊に満たされた教会ではなく、悪霊に取りつかれた人が集まっている教会である。不思議なのは、以前にも追い出したはずなのに、まだ存在しているのか、しょっちゅう悪霊の追い出しをしていた。追い出し切れていないから同じような祈りを何年もしているのではないか。本当に追い出しをしたのであれば、もうとっくにこの祈りは終わっているはずである。私は教会を脱会してしばらくは、多種類の悪霊がいると思っていた。そして、不安になったり、過呼吸になったり、何かうまくいかない事があると、サタンの攻撃か、と不安になった。ある牧師に、一度では理解できなくて、何度も何度もサタンの追い出し、悪霊の追い出しについて聞いた。サタンは遍在ではないこと、複数いるわけではないことがわかった。悪霊は複数で恐ろしいと思った。ある牧師は、教会内でクリスチャンに対して、悪霊を追い出すことが聖書的ではないこと、恐れを感じる必要がないことを何度も教えてくれた。聖霊の宮と書いてあるのに、なぜクリスチャンが悪霊の住みかになるのか。いつも悪霊を追い出しているなら、この教会には悪霊がいるんだね。教会に悪霊がいるということだね。イエス様と悪霊が一緒に住むって思わない?それでも理解できないでいる私に、ある牧師は「君は泥棒と一緒に住むのかい?」と質問をされた。私は笑って、「いいえ、住みません」と答えた。答えながら、ああ、クリスチャンの中に悪霊がいると思うことは、それほどおかしいことなんだと思った。私が家の中で泥棒と一緒に住まないのと同じように、クリスチャンの中にはイエスが住んでくださるから、サタンや悪霊は入れないんだ。入ることがおかしいんだと気づいた。

*私のコメント
「サタンよ、この人の中から出ていけ」と祈る牧師やクリスチャンが増えている。牧師は神学校でサタンは一人で、遍在でもないと学んでいる。だから、どこかにいたら他にはいない、と教えられている。ところが考えもしないで、多くの教会で「サタンよ出ていけ」と祈っている。どこかの教会にいたら、他の教会にはいないことになる。もし、20万の教会の中で5人に対して「サタンよ、この人から出ていけ」と祈ったら、100万人にサタンを追い出す祈りをしたことになる。サタンはひとりの中にいたら、他の人の中にはいないはずである。サタンが遍在ではないと分かっていれば、他にはいないからである。もし、ひとりの人の中にいたら、999.999人の中にはいないことになる。そうするとほとんどが間違っていることになる。いや、全部間違っている。なぜなら、クリスチャンの心の中には父と子と聖霊なる三位一体の神が住んでおられるからである。サタンが神と同居できるだろうか。それはできない。

by maranatha | 2025-01-04 21:21 | 白い家フェローシップチャーチ
宗教問題

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