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村上 密 Blog

『AERA』アエラ

 朝日新聞(08.4/7)で『AERA』アエラ(4月14日号)の広告を見て購入しました。

神よ怒れ キリスト教会の「性犯罪」牧師が教会内で女子にわいせつ行為/日本基督教団、日本聖公会、ホーリネス教団/確定判決にもかかわらず賠償金を3年間払い渋る/わいせつを「救済」と説明/被害女性は自殺も

 多くの人々が上記の目次を見て驚いておられることでしょう。私はすでに内容を知っているので驚きはしませんが、一般紙に大きく掲載されてキリスト教会に波紋が拡がることはさけられないでしょう。私のところにはもっと多くの被害情報が寄せられ、弁護士と協力して対応しています。

 教団や教会は、教憲規則、法憲法規、規則等をそれぞれ持っています。しかし、それらを用いて問題に対応するというよりは、執行部が個別に処理するのが実態です。そこに組織が組織を守ろうとする本能のようなものが働くのです。被害者の立場に立って問題を解決するのではなく、組織は組織の利益と名誉を守るために行動してしばしば二次被害を与えてしまいます。

 クリスチャンはすぐに裁判で解決するという方法を取りません。団体内で解決できない時に訴えます。その間、内部における利害関係によって被害者は長く苦しむことになります。私にはキリスト教会の解決能力が低下しているように思えます。

 私は聖神中央教会事件の問題解決のために行政、警察署、弁護士、マスコミ等と協力して対応しました。以前から統一教会の霊感商法のことで、全国霊感商法対策弁護士連絡会に所属しておられる弁護士の方々と協力して取り組んできたことが聖神中央教会事件の時に役立ちました。問題が起きたら、その分野の専門家と協力関係を築くということが重要だと思います。
by maranatha | 2008-04-07 20:07
宗教問題

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