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村上 密 Blog

カルト化予防対策

 カルト化対策には、宗教的カウンセリング、弁護士との協力、行政関係との協力、マスコミとの協力が必要です。

 宗教的カウンセリングは、信仰の回復を援助します。心理カウンセリングだけでは、誤った聖書解釈を正しきれません。宗教的カウンセリングは、神学、心理学を併合した取り組みです。

 弁護士との協力は、霊感商法の経済的被害者の回復のために、1980年代に始まりました。このような協力関係が、カルト、カルト化に応用されています。

 行政機関との協力は、ヤマギシ、聖神中央教会事件で弾みがつきました。被害者がヤマギシの脱税の実態を名古屋国税庁に通報しました。そして、200億円の申告漏れがあり、約60億円の追徴課税が課せられました。10数年前、京都教会はヤマギシ被害者の救出センター、作戦本部のような時期でした。日弁連とも対ヤマギシで協力しました。聖神中央教会の場合は、京都府庁にケアのために協力を要請しました。府は今でも元信者の対応を続けています。沖縄の3つの教会、沖縄キリスト福音センター、沖縄リバイバル教会、沖縄べテル教会問題は、警察署、県庁、税務署のいずれかに実態を伝えています。行政機関が強制で動くということはありませんが、実態を伝えておくということは重要だと考えています。沖縄ベテル教会の裁判ではすでに被害者が勝訴しました。

 マスコミとの協力は、もっとも効果のある取り組みです。マスコミはカルト事件を度々取り上げています。一般の人々はTV、週刊誌等でカルトの実態を知ります。被害者の回復のための働きはできませんが、取り組む人や団体を紹介し、その役割を十分果たしています。アエラが「キリスト教会のカルト化」を取り上げたことによって、カルト化を否定する人々の発言を無力化しました。被害者は法廷に続き、メディアという発言の場を手に入れたのです。

 カルト化対策は取り組む人が特定の専門分野に安住することができません。様々な専門機関と協力関係を築かなければなりません。包囲網を作り、情報を共有し、事件を防ぐ必要があります。しかし、実情は後手に回っています。

 ウィリアム・ウッド師と「カルト監視機構」の設立のため、各方面に働きかけたことがあります。人員が集まらず実現しませんでした。1つのカルト団体を相手にするのではなく、全てのカルトを相手にするのですから、生命を危険にさらします。前方だけでなく、四方八方から攻撃を受けます。資金豊富なカルト団体から、名誉毀損で訴訟を起こされるでしょう。それでも私たちは必要だと思い行動を起こしました。本当に必要な働きですから、将来実現するでしょう。
by maranatha | 2008-07-28 20:18
宗教問題