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村上 密 Blog

カルトからの自立

 人は幼少期に、親に完全に依存しています。青少年期には、部分的に依存し、やがて社会人になって親から自立します。それから、親子であっても、大人の良い関係を築きます。しかし、問題を起こす子供は、部分依存から共依存に陥ります。共依存とは、物や人に対して、切るに切れない悪い依存関係です。親は子供の気持ちを自分につなぐため、金銭を与えて甘やかします。子供は身に付かない使い方をします。お互いに悪いと気づきつつも、正しい関係を築くことができません。カウンセラーは、共依存の親子関係を改善するために、対話と理解を促します。自立を急ぐ親と子供の間に立って、穏やかな自立を勧める調停者です。

 カルト信者は、どのような道を歩むのでしょうか。完全依存から部分依存へ、部分依存から自立へという過程で、カルトに入信します。残念なことに、カルトリーダーを精神的な親と思い、完全依存になります。両親から見ると、子供っぽく見えます。カルトから離れても、教えから解放されず後遺症に悩みます。脱会には専門のカウンセラー(救出カウンセラーとも脱会カウンセラーとも呼ぶ)の助けが必要です。カウンセラーは、カルト信者が信じているのを破壊するのではなく、誤りに気づくようにアドバイスします。自尊心を傷つけないように。配慮がなければ、脱会後の人間関係の回復を疎外します。最善の策は、相手の判断力を援助することです。カウンセラーは脱会者が自分に依存してこないように気をつけながら、自立のための支援をします。早く働くことを希望している親と、やっと脱会した子供の間に立って、穏やかな自立への道を共に考えます。子供が自転車に乗り始めた時のように、後から支え、やがて手離します。
by maranatha | 2008-07-30 21:49
宗教問題