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村上 密 Blog

カテゴリ:マインドコントロール( 2 )

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21歳の時に統一教会を脱会した。当時、私の知る限りでは入会式、洗礼、会員の登録などなかった。今までもそんなことは聞いたことがない。だから、脱会とは自分でそこを離れるに過ぎない。私は統一教会に3月間通った程度であるが、脱会する前はアーケード街で勧誘したり、黒板講義をしていた。その頃は随分と両親に心配をかけた。

脱会後、キリスト教徒になった。信徒の頃は証をして、統一教会に入信中の人に語ったりして、脱会を促したりした。牧師になってからは脱会活動、やがて脱会カウンセリングに取り組んだ。当時はこのような活動をする人は数人だった。やがてオウム真理教に入信した子供のカウンセリングを依頼されるようになった。このような活動をする人もわずかであった。それからキリスト教のカルト化した信徒のカウンセリングを依頼されるようになった。この働きもわずかであった。振り返ってみれば、3つの働きのパイオニアとなったわけである。

3つに共通する働きは、惑わされている人を目覚めさせることである。今では一般的に使われるようになったマインドコントロールを解く働きである。入信の動機は良いことであることが多く、それを否定しないことである。異端やカルトだからと言って全否定しないことである。そのようなことをしても何の説得にもカウンセリングにもならない。動機よりも、団体の目的のためには手段を択ばない活動に目を向けさせ、動機から逸れているのではないかと問いかけて、疑問を持つように持って行くことが肝心である。難しい問答をして論破することは賢いようで賢くない。大切なのは論争ではなく、対話に持って行くことである。

by maranatha | 2019-01-04 08:41 | マインドコントロール

偽りの記憶

パスカル・ズィビーは、マーガレット・シンガーへのインタビューに基づいて、偽りの記憶について『カルトで傷ついたアナタヘーカウンセリングとリハビリテーション』(注1)に書いている。日本では偽りの記憶については、余り知られていない。カルトでは、記憶を消されたり、偽りの記憶と置き換えさせられたりしている人がいる。このような人へのカウンセリングは進んでいるのだろうか。私はマインドコントロールを解くカウンセリングに取り組んできたので、偽りの記憶について知った。「偽りの記憶を作り出すセラピストは、単純な一つの考え方を中心にしています。すなわち、患者の問題はすべて、子どものときに受けた両親あるいは父親からの性的虐待や暴力が原因だとする考えです。そして、患者が父親あるいは母親を非難すればするほど、問題は解決できると言っています。」(注1 P135)このことで、身に覚えのない父親がどんなに大きなショックを受けるか。子どもは、高額な金銭の償いをしなければ裁判をする、会社に告げると言って父親に請求し、セラピストに高額な報酬を払う場合がある。私はこのようなケースに取り組んでおられる関西の弁護士を知っている。

注1:マインドコントロール研究所編纂さん


by maranatha | 2017-05-06 22:24 | マインドコントロール
宗教問題