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村上 密 Blog

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繁栄の神学

 2009年、ローザンヌ世界宣教会議の神学作業部会のアフリカ部門は、繁栄の神学に懸念を表明しました。2010年アフリカのケープタウンで開かれた第3回ローザンヌ世界宣教会議では、教会の内的問題として「麻薬のように働いて現実感覚を麻痺させる繁栄の神学が猛威をふるっています。」と懸念を表明しています。
 最近、アフリカから招かれる講師がいます。繁栄の神学の影響を受けていることは、説教で明白です。招く教会も、繁栄の神学の影響を受けています。相手に共鳴するから呼ぶわけです。カルト化しているのではと思われている教会が、問題が表面化したベニ-ヒンの後釜として担ぎ上げているとも指摘されています。刺激を求める熱狂主義はアフリカも日本を変わりません。
 カルト化教会は、霊の戦い、教会成長、弟子訓練、個人預言等のいずれかを教会に導入していす。これらの教えを過度に強調し、教会の健全さを失っています。超教派の運動によって連帯感を深めた教会は、教団の枠を超え始めています。互いが教理的違いを問題にすることもありません。それがムーブメントへの盲信を生んでいます。彼らは問題を指摘する人に対して、悪のイメージを信徒に与え、悪魔の陣営と見なします。悪影響を受けた信徒は、倫理観を失い、匿名で誹謗中傷をばら蒔きます。彼らの戦いは空想的な霊の戦いと非合法的な戦いです。
by maranatha | 2011-09-22 14:17 | 繁栄の神学

『警視庁公安部・青山望 完全黙秘』

 『警視庁公安部・青山望 完全黙秘』(濱嘉之文春文庫)が発売されました。統一教会が別名でこの小説に登場してきます。長い間、統一教会問題を扱ってきたものとして、モデルとなった事件や人物を連想しながら読みました。もちろん、小説ですから事実ではありません。しかし、統一教会の活動の一端を知ることができます。また、社会問題を起こす宗教団体が公安の調査対象となっていることがよく分かります。
by maranatha | 2011-09-21 06:42

アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の危機 7

倫理規程補足説明
 2011年9月11日、「倫理規程に関する補則説明」が教団より発表されました。昨年の教団総会では十分な説明もなく、「倫理規程」は決議されました。今年の2月の教職研修会では理事会からの説明すらありませんでした。この規定は、総会の承認を得た日から6か月を経過した初日から施行するわけですが、施行前にも説明はありませんでした。何故こんなに時間がかかったのか、理事会が十分に説明できないからです。今の理事会では原案を作れません。立案者の案を理事会が十分に理解できないので、説明の先延ばしをしてきただけです。理事会は先延ばしできない状況に追い込まれ、苦し紛れに文を作成してきました。

説明の構成
 補足説明の内容は、総務局長のあいさつ、1)倫理規程の趣旨、2)倫理規程の成立過程、3)規程12条と憲法32条の「裁判を受ける権利」の関係から成り立っています。3)は私が問題にしていることへの反論です。総会では、<裁判をしたければ教団を出てからやればいい>と暴言を吐く議員もいました。その後、ある教区では同様の発言をする理事もいました。私はアッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の危機と判断し、私の意見書に山口広弁護士と今村嗣夫弁護士の意見書を添え、教職たちに発送しました。倫理規程に問題ありと認識する教職が段々出てきました。また、ある教区の説明依頼もあり、空気を読んだ理事会が、やっと補足説明を出してきたのです。理事者を送らず、補足説明を送るのは、理事が質問されたら答弁できないからです。

裁判は禁じない
 補足説明a)には「十二条は、教師が当事者として裁判を提起することを禁じるものではありません。『極力回避することに努め』とありますように、最大限の努力を払うようにとの要請です。言うならば、この前段部分は禁止事項ではなく、努力義務規定と言えます。」と書いてあります。このような意味で条文が書かれたのであれば、理事が教団を出て裁判をしたらいいと発言することはありません。12条は禁止事項(第7条から12条まで)の中にあります。小項目は第7条信頼を失墜させる行為の禁止、第8条人権を毀損する行為の禁止、第9条ハラスメントの禁止、第10条異端やカルトの教えの禁止、第11条財産権の侵害の禁止、第12条教団内における訴訟行為についてです。禁止事項の中に努力義務規定はいりません。混乱するからです。これは素人の条文です。

裁判を勧めることを禁じる
 補足説明b)には、「当事者でない教師が、人に「勧め、助勢」することを禁じています。」おかしな説明です。そうであるなら12条は禁止事項として「教師は裁判を勧め、助勢してはならない。」と簡単に書けば済むことです。苦し紛れに12条を、前段は努力義務規程で後段は禁止事項です。教師が当事者の裁判は禁じないが、当事者でない教師が裁判を勧めることを禁じているだけですと言い逃れいているだけです。倫理規程に賛成した総会議員がそのように理解して決議したでしょうか。これだけの説明のために、約10ヶ月です。

代理人
 教団内の問題解決のためにケースによっては裁判を勧め、助勢します。そうなれば規程によると戒規が適用されます。しかし、代理人となることで適用を回避することができます。代理人の行為が違法でない限り宗教団体でも禁じることはできません。助けを求める人がいる限り、この働きをやめることはありません。規程で禁じてもです。宗教団体は人権意識が低いところです。このような中で虐待されている人は多いのです。解決のために裁判は必要です。宗教問題に詳しい代理人も必要です。

ターゲット
 ある人が、これは村上をターゲットに作った規程だと言って来ました。私もそう思います。私は、教団の内外を問わず、宗教トラブルの相談に応じ、場合によっては裁判を勧めています。助勢もします。このようなことをしている人はあまりいません。規則や規程は特定の人を想定して作るものではない。これは常識です。それは「悪法」となるからです。条文を簡潔明瞭に書くことができない。また、苦し紛れの説明がその証明です。よい規程は簡単明瞭です。だれもが読んで分かります。説明しなければわからないような条文は早急に改めることです。そして、禁止事項の中に努力義務規程など入れないことです。


添付資料
 「倫理規程に関する補足説明」を添付します。アッセンブリー教団以外の団体で倫理規程を作成される場合、悪い見本として参考にして下さい。教団離脱に関するブログが役に立ったように、この倫理規程が役立つことを期待します。私と弁護士の意見書も再添付しておきます。

倫理規定に関する補足説明

AG教団教師倫理規定の件

教職倫理規定について (村上密)

宗教団体の倫理規定で団体職員の裁判提訴や
 信者に裁判を勧めることを禁ずることの可否 (弁護士 山口広)


意見書 教団教師倫理規定第十二条について (弁護士 今村嗣夫)
by maranatha | 2011-09-16 12:29

教団離脱阻止

教団離脱阻止
 ある教会の信徒から教団離脱を阻止したいとの相談がありました。既に、役員会、総会の決議を経ていました。しかし、役員会議事録の中に意図的な記録漏れを見つけ出し、総会のやり直しを取り付けました。相談にきた信徒は、牧師の離脱説明の問題点を総会で説明し、離脱阻止にこぎつけました。

教団離脱
 アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団から鳴尾キリスト福音教会が離脱しました。臨時総会の当日まで役員会は教団離脱を信徒に隠し、一気に決議に持っていきました。決議したことに緘口令をしく異常な対応は、私に知られて反対されることを恐れたからでした。「だまされた」と思った多数の信徒が総会決議無効を訴え、10月20日大阪高裁の判決を待ています。牧師が全役員を「手なずけ」、信徒への「役員会報告」にも記録を掲載しないで、秘密裡に臨時総会を準備する警戒振りは、異常としか思えません。もし、役員の一人でも私に相談をしていたら教団離脱は阻止できていました。

教団離脱予防
 教団離脱は、鳴尾キリスト教会のように実行すると成功します。教団離脱予防は、勇気ある信徒がいると成功します。
by maranatha | 2011-09-13 19:34

広島セミナー

 第3回の広島セミナーを下記の通りに開催します。
今回は,聖書解釈上の問題についてセミナーと質疑応答で学びを深めます。

テーマ 『カルト化教会の解釈の問題』
講師  アッセンブリー京都教会
     牧師 村上密
日時  2011年9月17日(土)
場所  呉市つばき会館 401会議室
     737-0051広島県呉市中央六丁目2-9
     会館電話 0823-25-3594

スケジュール
    受付    12:30~13:00
    セミナー  13:00~14:30
    休息    14:00~14:45
    セミナーと
    質疑応答 14:45~17:00
    交流会   17:00より

参加費
    一人2000円,夫婦・家族3000円
    交流会での夕食は別料金をいただきます。

申し込み
     1hizji*gmail.com(*の部分はは@です。)
     交通機関のご利用はホームページで確認してください。

主催
    ノーモアカルト
by maranatha | 2011-09-11 21:55

牧師の不祥事

 インターネットで牧師の不祥事がたくさん取り上げられています。牧師に失望しておられる方も多いでしょう。それでも、キリスト教界には教派を超えた牧師倫理規程はできそうにありません。それぞれの教団が牧師の不祥事を取り扱うだけです。しかし、その教団が指導者の不祥事や問題を抱えていたりすると途端に取り組みが鈍ります。隠蔽体質の団体は問題に対して正しく取り組むことはできません。対応すると見せかけて、問題の先延しをします。単立教会では牧師を取り締まることさえできません。
 なぜ、問題が起きるのでしょうか。よくある事例を申し上げたいと思います。それは、牧師が自分の意見を通りやすくするために故意に役員会の多数を握ることです。場合によっては、役員は選挙で選ばれず、牧師の推薦する役員候補者を承認するだけということもあります。これではいざと言うとき、牧師の暴走を止めることはできません。役員会が承認しているのならばしかたがないかと信徒は思います。1980年代に牧師はリーダーシップを強調するようになりました。変化に即応するアメリカの成長企業をモデルとした教会成長が国内に導入され始めたからです。それは信徒がどのような教会を願っているかではなく、牧師主導型の教会形成です。このころから牧師の意見に反対する役員が意図的に役員から外されるようになってきました。これでは、信徒も牧師に対して意見を出しにくく、沈黙するしかありません。教会成長のために次々と持ち込まれるムーブメントに信徒は従い、やがて疲れ果てた信徒は教会から離脱していきました。模範的な信仰を装った信徒ほど疲れ果てます。ムーブメントはカンフル注射です。効果が薄れるころ、新しいムーブメントがやってきます。地域性を無視した方法論をいかに導入してもだめです。ムーブメントには福音の豊かさがありません。聖書を目的のために特化した教えが多いからです。それは、聖書が語りたいことではなく、提唱者が語りたいことを聖書からピックアップした内容だからです。内容が偏っているため、栄養のバランスを崩した人のように心身に悪影響が出てきます。教会は落ち着きを無くし、信徒は奉仕に駆り立てられます。そして、促成の伝道者が作られていきます。このような伝道者が教会の権威主義的な教会運営を担っていくようになります。もはや、目的のためには手段を選ばない団体に成り、問題が多発するようになります。力で抑えるので、しばらくは顕在化しませんが、やがて問題は吹き出てきます。信徒は分断されているので身体的虐待、精神的虐待、性的虐待、経済的搾取が発覚するのは年数がかかります。
 読者の属しておられる教会の役員会はどのようになっていますか。イエスマンだけの役員会ですか。車にはアクセルが必要なように、ブレーキも必要です。教会にはノーを言える役員や信徒が必要です。少数意見が尊重されてこそ、信徒は教会にいる場所を見つけることができます。それは物理的なものではなく、精神的なものです。
by maranatha | 2011-09-05 18:41

立川Twig

 Twigとは小枝です。鳥が翼を休めるように、人にもこころを休めるところが必要です。
教会のカルト化の被害者が気兼ねなく相談できるように立ち上げました。
今後の日程は、10月8日、11月12日、11月26日、午後1時から4時までです。
場所は、JR立川駅近くの会館や喫茶店を利用しています。
参加ご希望の方はsasshin*galaxy.ocn.ne.jp(*は@)までお知らせください。
内容は、メッセージ、質疑応答、相談です。

教会のカルト化の被害相談が多い所は、沖縄、関東、関西です。
相談者の利便性を考慮して、毎月沖縄と関東を巡回しています。
by maranatha | 2011-09-05 17:30

方丈記と浄土宗

方丈記
 異端審問を調べていくうちに、堀田善衛の『ゴヤ』から大変教えられるところがありました。
堀田は宮崎駿が最も尊敬する人物だそうです。『ゴヤ』を通して堀田にも興味が湧き、『方丈記私記』を購入しました。堀田は鴨長明の『方丈記』を引用しながら、自らの戦争体験を『方丈記私記』に書いています。長明は『方丈記』に自らが体験した大火・辻風・遷都・飢饉・大震災を描いています。『方丈記』が書かれてから、来年は800年です。9月2日の京都新聞の朝刊では「方丈記800年委員会」が発足したと報じています。これは東日本大震災と無縁ではないでしょう。『方丈記』の5つの災厄にも増して、今年は大地震・大津波・原発大惨事・超円高・電力不足・不景気・政治不信と戦後最大の危機を迎えています。私たちは歴史的大災害を乗り越えた人々の子孫です。無常観を克服する道はあるでしょうか。

浄土宗
 今年は法然の800遠忌でした。長明が方丈記を書いている頃、法然はなくなったことになります。相次ぐ災厄に民衆が何に救いを求めたか、それはこの世ではなく浄土でした。それはこの世を克服する思想です。今の困難は未来に希望があるから耐えられます。それは『夜と霧』からも教えられます。マスコミの「ガンバレ」の掛け声ではなく、希望を与える教え、それは政治にはできません。宗教にこそできる分野です。あらゆる宗教が復興支援に取り組んでいます。しかし、法然のような人物はまだ出てきていません。疎外された人々と共に歩むのは、快適な生活を一時的に離れることではなく、生涯放棄することです。だれが快適な生活を放棄して、悲しむ者と共に、泣く者と共に歩いているでしょうか。疎外された人は人を見る力を持っています。手を伸ばす人が疎外している勢力と関わりを切っているかどうかを見ています。

私記
 私は、日々カルト被害者やカルト化教会の被害者の相談に応じ、東奔西走しています。東日本大震災の復興支援に直接的に参加できないことを最初は残念に思っていましたが、やがて私のできることに専念することでいいと思うようになりました。カルトの社会問題に取り組む人が少ないからです。身体的虐待・性的虐待・精神的虐待・経済的虐待・宗教的共同体からの疎外等の多重被害に合っている人々の叫びに耳を傾け、助力することこそ、私の使命だからです。この働きには、快適な精神生活を疎外することがたくさんあります。しかし、この働きによって回復していく人々を見ることは私の喜びです。
 聖書にこのように書いてあります。「キリストによって、いま私たちの立っているこの恵みに信仰によって導き入れられた私たちは、神の栄光を望んで大いに喜んでいます。そればかりでなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」(ローマ5:2~5)ここには、患難が患難に終らないで、希望にいたる道が記されています。私はカルトから救われました。だからできることがあります。カルトに捕らわれている人、脱出した人に希望を語り続けることです。
by maranatha | 2011-09-02 15:07

手をつなぐちいろばの会

 この度、手をつなぐちいろばの会主催で、9月23日(土)に第2回セミナーが開催されます。講師はジャン・ドウゲン師と私です。今回のセミナーはカルトやカルト化教会の被害者のこころの整理に役立ちます。チラシを添えてご案内致します。

第2回セミナー 手をつなぐちいろばの会
by maranatha | 2011-09-01 21:33
宗教問題