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村上 密 Blog

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手をつなぐちいろばの会

 今年も、手をつなぐちいろばの会に招かれ、よい交わりの時を持たせていただきました。カルト化教会の被害者たちが、だんだん回復して、新しい被害者の回復の場を提供し続けています。リアルでホットな情報が飛び交い、驚き、怒り、時には笑い、喜び、励まし合いながら過しています。なかなか他の人には理解してもらえないことも、経験者からは、一瞬にして共感していただけます。自分を責めるような思考に陥った人にとって、悲しみと苦しみから解放される機会が提供されています。間違った聖書解釈が正される機会でもあります。目からうろこが落ちました。何回も言うので、うろこは何枚ついているのと冗談を交わしたりもします。関東圏だけでなく、信越、時には北陸からも参加者があります。時間がかかっても参加したい。そういう集まりになっています。
by maranatha | 2012-12-30 18:53

自公政権の誕生

 国家と宗教は、歴史的に対立と協力を繰り返してきました。前者の場合は歴史的に力関係が優位にある方が弾圧をします。後者の場合は力の優位な方が利用します。後者の場合は、宗教は腐敗しました。自公政権は、フランスやドイツなどのヨーロッパ諸国からカルトと指摘されている宗教団体と深い関係にあります。自民党は統一教会と、公明党は創価学会と、そしてこの2つが協力し合っています。自民党と公明党が非難し合うことがないように、統一教会と創価学会も非難し合うことがありません。統一教会はカリスマ的な指導者を失いました。創価学会はカリスマ的な指導者が重い病気で活動できない状態です。指導力が弱まったので、一層自民党に利用されていくでしょう。
 戦後、仏教と神道はGHQの宗教政策により弱体化させられました。そして新宗教が急成長します。仏教と神道は保守で自民党支持ですが、新宗教も新たな支持者となりました。しかし、細川政権成立により自民党が下野してから、政権を再び奪回するため、これまでの支持団体より、選挙で勝つことを優先するために、自民党は創価学会と手を結びました。それは成功しました。しかし、前回に民主党が政権を取ったのは、創価学会の勢力の拡大を快く思わない反創価学会の宗教連合が民主党を支持したからです。今回、自公は協力関係を維持し、政権を奪回しました。再び統一教会や創価学会が目立つような勢力の拡大を図ろうとするなら、反発を招くでしょう。自公の協力関係の成立過程は、自民党の主導で成り立ています。すなわち、創価学会は自民党に利用されているわけです。創価学会は自分たちが自民党を動かしていると思っているでしょう。いずれにしても、あまり特定の宗教団体と関係を深くしていくと弊害が生じてきます。フランス国民議会で採択されたセクトの基準に「行政当局への浸透を企てているか」があります。
by maranatha | 2012-12-28 12:36

カルト化

 「カルト化」の定義はありません。広辞苑によると「化」は「形や性質がかわること。かえること。」とあります。長年カルト問題と取り組んできた者が便宜上「カルトではなかった団体が、カルト的手法を導入して、カルトに成りつつある。或いはカルトになった状態。」を指していると思ってください。キリスト教会に「カルト化」を使用する場合は「牧師による独裁的な教会運営、唯一教会(自分たちの教会だけが本当の教会)、精神的虐待、性的虐待、経済的搾取等のいずれかの問題を抱えている教会」に対して使用しています。「カルト化した教会」は元から反社会的な教会ではありません。本来の教えから徐々に逸れていき、所属する団体から異質と見られています。なぜ排除しないのか。「カルト化した教会」が一定の経済力を有し、所属する教団に負担金を納入しているからです。そして、共感グループを形成し、すでに一定の立場を包括する団体内に築いているからです。包括団体の危機を迎えているのに、執行部は問題教会に介入することがありません。教会の自治を認めるのはよいことですが、問題を放置することは自治を認めることとは別です。これは監督責任の放棄です。カルト化教会はその教会の問題だけではなく、所属する教団(包括団体)の問題でもあります。
by maranatha | 2012-12-27 18:20

カルト

 「カルト」が一般に取り上げられるようになったのはオウム真理教事件からです。それまでは一部の専門家が使う程度でした。反社会的な集団を、欧州では「セクト」、アメリカでは「カルト」と呼んでいます。1995年12月にフランス国民議会で採択された報告書の中に、セクトの基準が10項目採用されています。これは「カルト」の判断基準のためによく引用されています。
1 精神の不安定化をもたらすか
2 法外な金銭的要求をするか
3 生まれ育った環境との断絶を教唆するか
4 健全な身体の損傷をもたらすか
5 児童徴用(子どもをかり集めて、グループ化)するか
6 多少を問わず反社会的な説教をするか
7 公共秩序の攪乱をもたらすか
8 多くの裁判沙汰を起こしているか
9 通常の経済流通活動からの逸脱傾向があるか
10行政当局への浸透を企てているか

 日本におけるカルト問題への取り組みは、統一教会による霊感商法の被害者救済に携わる弁護士と、救出カウンセリングを行うキリスト教の牧師との協力によって、1980年代初頭に始まりました。それから、オウム真理教、霊視商法等も扱うようになりました。日本弁護士連合会が1999年3月に公表した「反社会的な宗教的活動にかかわる消費者被害等の救済の指針」は、宗教界からの反発があるものの、日本における反社会的宗教団体の判断基準を具体的に提案していることは評価すべきです。詳しくは『カルト宗教のトラブル対策』(山口広他3名 教育資料出版)を読んでください。
by maranatha | 2012-12-27 18:17

2012年の回顧

 2005年2月に沖縄のセミナーに招かれてから、ほぼ毎月沖縄訪問を続けてきました。ここ数年は、沖縄ブランチでの礼拝説教、カイロスの会、ぶどうの会、個人的なカウンセリング等を定期的に取り組んできました。12月には沖縄キリスト福音センター(美浜教会)から出た兄弟姉妹たちと、10周年を記念して集会を持ちました。記念に何をするか思案していましたが、キリストの十字架の贖いをもう一度しっかり心にとめてほしいので、聖餐式を行いました。これから何年経っても聖餐式を思い出すでしょう。聖餐式はイエス・キリストが十字架に架けられる前日の夜に制定されたものです。私はカルトからの脱出(エクソダス)を忘れないように願って、意義深い聖餐式を行いました。
by maranatha | 2012-12-27 07:56

手をつなぐちいろばの会

 12月15日は、今年最後の手をつなぐちいろばの会の「交流会」です。カルト化教会を退会・脱会したクリスチャンの交わりです。教団や教派が違うのに共通している教えに驚いたり、間違いを頭でなく心で納得できたり、毎会時間が経つのを忘れるほどです。場所と時間は、手をつなぐちいろばの会を検索してください。
by maranatha | 2012-12-14 21:40

『レ・ミゼラブル』

 『レ・ミゼラブル』の上映が近付いてきました。その前に、ちくま文庫の新訳『レ・ミゼラブル』を読み始めました。映画を見る予定ですが、原作の方から教えられることが多いと思うからです。たとえば、前書に「法律や習慣などを理由に、文明のただなかに人為的な地獄をつくりだして、不運な人間の崇高な天命を混乱させる社会の断罪が存在するかぎり・・・」という言葉があります。このことを知らせるために、人物と社会が描かれるわけです。読み進めると、悪制の戸口税、窓口税が住環境を劣悪にしていることが分かります。貧しい者が病気のなりやすいとは、法律が人為的な地獄を作り出している事例です。
 カルトは、ユートピアをめざしているのに、反ユートピアを造り出しています。自由を求めて奴隷状態です。平等を求めて差別があります。行動規範が地獄を作り上げているのです。カルト化教会も同様なことが起きています。信者は搾取の対象です。作られた社会はカーストです。この中で助けを求める人の声を聴いて私は今年も東奔西走してきました。教会規則があるのに、牧師が規則になっている教会は悲劇です。正義は常に牧師にあり、異議を唱える者は反逆者です。反逆者と言われて滅入るのではなく、共に戦う人を求め、神の御心にかなう教会を再建していきましょう。
by maranatha | 2012-12-12 19:05

世界宣教の扉が開く

 キリストは弟子たちに対して異邦人への宣教を制限しておられました。「異邦人の道へ行ってはいけません。サマリヤの町にはいってはいけません。」(マタイ10:5)いつこの制限が解かれたのか、十字架と復活を経てからです。「あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らに教えなさい。」(マタイ28:19、20)これが世界宣教命令です。しかし、具体的な行動を取るようになったのは、「聖霊があなた方の上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。」(使徒1:8)を体験してからです。キリストがペテロに天の御国のかぎを与えるところ(マタイ16:19)がありますが、これはキリストご自身が持っておられた権限です。では、キリストはどこで天の御国のかぎを使われたかと言うと、異邦人への宣教が「つなぐ」(禁じる)から「解く」(赦す)に移行したときです。この重要な変化は、キリストの十字架と復活、そしてペンテコステを経なければならなかったのです。
by maranatha | 2012-12-12 14:25

ビリー・グラハムとアメリカ大統領

 ビリー・グラハムは、アメリカ大統領選で共和党のロムニーを支持し、日本の福音派の不評を買ってしまいました。ロムニーがキリスト教では異端とされるモルモン教の信者だったからです。このことで、グラハムはどんな人物を大統領候補として支持してきたのか、また、どんな大統領と親交を深めてきたのかを知りたいと思ってあられる方もおられるはずです。そんな欲求を満たしてくれる本が、『アメリカと宗教』(堀内一史 中公新書)です。ニクソンとの親密な関係がどんな経緯で結ばれたかも掲載されています。「大統領専属牧師」と言われるグラハムがこの本では「グレアム」と書いてあります。同一人物です。興味深いのは、アメリカのキリスト教の動向が分かりやすく書いてあることです。宗教と政治のマトリックス(P.259)を参考にすると、私の所属するアッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団は宗教右派(福音派右派)ですが、私の立場は宗教/神学は保守(伝統主義)で政治はリベラルです。これは宗教左派(福音派左派)に位置します。伝道だけではなく、社会の問題と積極的に取り組んでいく立場です。日本の福音派では少数派です。しかし、アメリカでは、この本の表紙に「巻き返しをはかる宗教左派」とあります。邦訳されている『飢えの時代と富むキリスト者』は福音派左派を理解するためによい本です。
by maranatha | 2012-12-12 14:23 | ビリー・グラハム

アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の現状と課題

 キリスト新聞のホームページに、東京基督教大学国際宣教センター発刊の「宣教の革新を求めて データーから見る日本宣教の現状と課題」が掲載されています。私の属するアッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団は牧師の平均年齢が63.9で一番高く、教団・教派の教会数は5番目です。アッセンブリーには牧師の定年制がありません。70歳から75歳までの間で、健康状態に応じて引退する傾向が依然ありましたが、最近は健康な牧師は80歳で引退する傾向にあります。献身者が少ないことが課題です。教会数が福音派では2番目ですが、加盟を希望する教会にとってハードルが高いと言われています。もしハードルを下げれば加盟する教会は増加するでしょうが、教理的混乱を招きます。穏健な福音主義のペンテコステ教団を維持するためには数を求めず、現状を維持することが賢明でしょう。牧師・伝道師養成のため、全日制の教団立の神学校がありますが、通信制が導入されなかったら、働き人の需要と供給のバランスを維持することはできなかったでしょう。課題は牧師の生涯教育です。伝道と牧会、牧師の霊性の向上は、個人の研鑽に任せるのではなく、教団として取り組まなければなりません。
by maranatha | 2012-12-09 08:48
宗教問題