ある人が、はじめて教会の礼拝に出席した。その後も礼拝出席を続けて、信仰決心をした。その人は、洗礼講座を数か月受けて、受洗した。その後、はじめて教会総会に出席した。決算、活動報告、予算、活動計画がそれぞれ過半数で承認された。総会では役員選挙が行なわれた。その後、教会の奉仕をするようになった。教会における信仰生活はこのような経過が普通ではないだろうか。しかし、欠けているものがある。それは教会規則である。教会がどのような規則に基づいて運営されているかを知ることはたいせつである。それは、牧師が規則を尊重して教会運営をしているか、無視して教会運営をしているかがわかるからである。
アッセンブリー京都教会は、規則改正を行なったとき、信徒全員に新しい教会規則を配布した。規則改正の前には現規則と改正案を提示して説明会を開き、質疑応答の時を持ち、理解を深めるようにした。その後、外国人の教会員のために、教会規則の訳文を作成し配布した。教会は教会規則を事務所に備え付けていなければならない。教会員が教会規則を知りたいとき、いつでも閲覧できるようにするためである。私たちは知りたいときではなく、良く知っていただくために教会規則を配布した。
なぜ、このようなことを書いたのか。それは、あまりにも多くの教会が教会規則を教会員に知らせないまま運営しているからである。信徒がチェックできる基準(規則)を持たなければ、牧師の恣意的な運営を止める手段がなくなる。