2016年 09月 13日
ヨナの神
「立って、あの大きな町ニネベに行き、これに向かって叫べ。
彼らの悪がわたしのまえに上ってきたからだ」(1:2)
「立って、あの大きなニネベに行き、
わたしがあなたに告げることばを伝えよ」(3:2)
「あなたは当然のことのように怒るのか」(4:4)
「あなたは、自分で骨折らず、育てもせず、一夜で生え、
一夜で滅びたこのとうごまを惜しんでいる。
まして、わたしは、この大きな町ニネべを惜しまないでいられようか。
そこには、右も左もわきまえない十二万以上の人間と、
数多くの家畜とがいるではないか」(4:10、11)
滅ぼされる神
「もう、四十日すると、ニネべは滅ぼされる」(3:4)
悔い改めを求める神
「ひたすら神にお願いし、おのおの悪の道と、
暴虐な行いとを悔い改めよ」(3:8)
ヨナの悔い改め2章全体
思い直す神
「神が思い直し、あわれみ、その燃える怒りをおさめ、
私たちは滅びないですむかもしれない」3:9
ご覧になる神
「神は、彼らが悪の道から立ち返るために努力していることを
ご覧になった」(3:10)
備える神
「主が大きな魚を備え(1:17)
「神である主は一本のとうごま備え」(4:6)
「神は・・・一匹の虫を備え」(4:7)
「神は・・・東風を備え」(4:8)
きげんを取られる神
「ヨナの不きげんを直そうとされた」(4:6)
惜しむ神
「わたしは、この大きな町ニネべを惜しまないでいられようか」(4:11)
主権を持っておられる神
「主が大風を海に吹きつけた」(1:4)
「主は、魚に命じ、ヨナを陸地に吐き出させた」(2:10)
神に対するヨナの証言
「海と陸を造られた天の神」(1:9)
「あなたは情け深くあわれみ深く神であり
怒るのにおそく、恵み豊かであり、わざわいを思い直される」(4:2)
死を願う預言者ヨナ
「私を捕えて、海に投げ込みなさい」(1:12)
「主よ。どうぞ、私のいのちを取ってください。」(4:3a)
「私は死んだほうがましですから」(4:3b)
「彼は衰え果て、自分の死を願って言った」(4:8)
「私は生きているよりしんだほうがましだ」(4:8)
「私が死ぬほど怒るのは当然です」(4:9)
これを書いたのは、旧約の神観を多くの人々が理解していないからである。神は最初の世界帝国で残忍なアッシリアの民を救おうと預言者ヨナを遣わされた。この書にはどんな民族をも救おうとされる神が明らかにされてある。旧約時代に世界宣教が行われていることを知っていただきたいからである。