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村上 密 Blog

「嵐の中で 2」

 昨年(2005年)5月24日(火)、25日(水)、沖縄で「カルト問題セミナー」を開きました。4月日永田保容疑者(当時)逮捕から約 1ヶ月半の時点で行われたセミナーでした。相談が始まった1月からの嵐の中で何を考 え、行動したかを知っていただくことは、カルトの類似事件にこれから取り組む 人々に参考になるかと思いレジュメを掲載することにしました。

(全7回に分けて掲載します、4/20掲載の記事「嵐の中で 1」 から順にご覧ください)

【レジュメ(表紙)】

2005年5月24日(火)−25日(水)
聖神中央教会を通しての考察
カルト問題セミナー

講師:村上 密 牧師(アッセンブリー京都教会)
主催:村上密(アッセンブリー京都教会牧師、被害者の会代表)


【レジュメP.1】
セミナー1
■ 人間の奴隷化 ■

1、奴隷は、奴隷所有者の権力の及ぶ範囲に拘束さ れている
(居住移転の自由の剥奪)

2、奴隷は、奴隷所有者によって命ぜられた仕事に拘束されている
  (職業選択の自由の剥奪)

3、奴隷は、食物、住居、その他生活維持、生命保全に関してはただ奴隷所有者の意思に左右される (正当な報酬請求権の剥奪)

4、奴隷は、奴隷所有者の裁判権に委ねられる
(公正な裁判の要求件の剥奪)

5、奴隷所有者は奴隷に対して立法権、行政権、司法権を握っている。


——— ヘルマン・ブロッホ『群集の心理』より  ———
# by maranatha | 2006-04-21 18:03

「嵐の中で 1」

 昨年(2005年)5月24日(火)、25日(水)、沖縄で「カルト問題セミナー」を開きました。4月日永田保容疑者(当時)逮捕から約 1ヶ月半の時点で行われたセミナーでした。相談が始まった1月からの嵐の中で何を考 え、行動したかを知っていただくことは、カルトの類似事件にこれから取り組む 人々に参考になるかと思いレジュメを掲載することにしました。

セミナー 1では
ヘルマン・ブロッホ『群集の心理』より「人間の奴隷化」について導入として語りました。信徒を宗教的奴隷にしている現在のカルト の実態は悲しい事実です。

セミナー 2では
「事件の発覚と対応について」ここではどれ程の人々と協力関係を築き対応しな
ければならないかを伝えました。

セミナー3 では
「心の変化と回復のためのカウンセリング」についてです。最近私はあちらこちらで宗教カウンセリングが必要だと強調しています。 聞くことによって人々の心が癒されていくことは言うまでもありませんが、真理を伝 えることによって人々が癒されていくことが私の宗教的カウンセリングの基本になっ ています。そのことをここで述べています。

セミナー 4では
「カルト化のチェックと予防」を取り上げまし。
語りたいことが多すぎて時間が足りませんでした。

 特にセミナー 3を心に留めてください。旧約聖書を要約すれば二つの聖句に尽きることをイエス・キリストは語られました。その二つ の聖句がカウンセリングの基本になっています。

(次回より7回に分けて掲載いたします)
# by maranatha | 2006-04-20 12:25

『メリークリスマス』

 12月です。1年間祈り支えてくださり、ありがとうございました。今年は忙しい年でした。牧師の仕事は、大きく分ければ伝道と牧会です。しかし、私の働きは昔から相談事が多いのが特徴です。それも教会外からの相談事です。前任者が私の働きを理解し、教会に伝え、支持する事を確認してくださったので、私は今日まで教会に支えられ、助けられて来ました。ですから、この働きは個人の働きではなく、教会の「わざ」として位置ずけています。すなわち、教会が困難に直面し、悩み苦しんでる人を助けるために仕えるという「わざ」です。

キリストは公生涯の中で、何度も何度も「仕える」ことの大切さを語られました。又、ご自身の世に来られた目的も「仕えられるためでなく、仕えるために」と語られました。ですから、教会はキリストにならう事が大切です。今年の相談事は、今までになく深刻な問題が矢継ぎ早でした。それも、個人の問題だけでなく、団体の問題が多数寄せられました。これらの解決のために、教会だけでなく、教会外の人からも支援いただきました。なんとお礼申し上げてよいかわかりません。アドベントに入り、教会の玄関脇にあるモミの木にはイルミネーションが飾られました。暗い通りにカラー球が美しく光っています。何万、何十万という電飾にはない温かみがあります。この光のように、私たちの教会も闇を照らし、「イエスキリストの救い」を悩める人々に届けたいと願っています。

(月報より)
# by maranatha | 2005-12-18 23:46 | 宗教トラブル相談

『健康な教会』

主の恵みにより、アッセンブリー京都教会は創立58周年を迎えました。今年の記念礼拝のテーマは「健康な教会」です。主に喜ばれる教会をともに建て上げていきましょう。
私は24年、カウンセリングを続けえています。クリスチャン、ノンクリスチャンの区別なく、相談を受付ています。その人が健康かどうか知るために悩みの相談の時には「眠れていまか?」「規則正しい食事をしていますか」と必ずと言ってよい程、おなじ質問をしてきました。
「眠れていますか」に対して「眠れていません」や、「3日間眠れていません」という場合は、すぐ医者にかかって眠れるように薬をいただいてくださいと申し上げています。食事より大切なもの、それは睡眠です。十分な睡眠をとらないと心身のバランスを崩してしまいます。睡眠が削られる程、仕事に奪われていたら要注意です。教会の健康さも奉仕が多すぎない事が大切です。
「食事はとれていますか」の質問に対して「十分とれていません」と言われたら、少なくてもよいが偏らないようにしましょうと申し上げています。十分でも不十分でも偏っていたら、体にいいことはありません。教会の健康度も同じです。説教が偏っていたら、信徒は信仰的バランスを失い、謝った行動をとることが考えられます。
詩篇23篇には「主は私を緑の牧場に伏させます」「主は私をいこいのほとりに伴われます」と羊飼いと羊の関係が描かれています。本当に主に信頼して過ごすなら、私達は充足と安息をいただけるのです。主は私達の教会のまことの羊飼いです。

(月報より)
# by maranatha | 2005-10-10 22:18 | 宗教トラブル相談

『カルト化の問題』

 永田(金)容疑者は、1943年7月大阪府泉南市で生まれた。現在61歳。京都に聖神中央教会を立し、同教会は1987年に宗教法人を所得した。今回の事件の第一報は、カルト問題に詳しい友人より、昨年12月に知らされた。本年月7日聖神中央教会を脱会した牧師・伝道師がアッセンブリー京都教会を来訪しさらに詳しい経緯を伝えてくれた。聞くところによると永田(金)容疑者の不道は14年前からのものであったとのことだった。そこで今後脱会者と被害者家族との相談に応じるを事その場で約束した。

 聖神中央教会は長老制であるが、永田(金)容疑者が独裁的な運営をしている。極端な終末論を唱え、特に滅びを強調して聞くものに恐怖心を植え付け。信者の心と体を支配している。教理的誤り、経済的被害、児童・学生の学力低下、人権侵害、家庭崩壊、マインドコントロール等のカルト特有の問題点が見られる。被害者達は小学生の高学年の時から継続的に行為を強制されてきた。被害者は現時点では10人未満であるが、今後の真相究明によりその数はさらに増えるものと思われる。

 永田(金)容疑者は「祝福」を強調する事によって信仰の従順を要求し、従わなければ恐怖心を引き起こす言葉を継続的に語り、心理的にも抵抗する力を奪ってきた。事件の発覚を恐れ、部屋で見た事、聞いた事、体験した事を他言しないようにと命令している。数年前から今日に至るまで情報が漏れなかった事も、子供たちがいかに恐怖心を植え付けらていたかが明らかである。

 今後同教会を脱会した信者が、近隣の教会の礼拝に出席すると思われる。今後は暖かく迎え、人間関係を十分に築いてから教理的な誤りを正し、心のケアをお願いしたい。聖神中央教会に失望し、その結果キリスト教にも失望するという事は回避したい。すでに聖神中央教会から離脱した枝教会は、排他性を捨て、誤った教えを正す為のプロセスを踏み始め、同時に近隣教会との交わりを求めている。二度とこのような事件が起こらない為にも、それらの教会自身が自己点検し、健全な教会を建てあげるようにと願っている。

2005年5月 被害者の会 代表 村上 密牧師
# by maranatha | 2005-05-10 13:14 | 宗教トラブル相談
宗教問題